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小林 貴之; 諫山 明彦; 澤畠 正之; 鈴木 貞明; 寺門 正之; 平内 慎一; 和田 健次; 佐藤 福克; 日向 淳; 横倉 賢治; et al.
Proceedings of 37th International Conference on Infrared, Millimeter, and Terahertz Waves (IRMMW-THz 2012) (USB Flash Drive), 2 Pages, 2012/09
JT-60SAに向けて新たに2周波数(110GHz及び138GHz)ジャイロトロンの開発を開始した。空胴共振器の設計において、高出力,長時間運転に重要な、1MW以上の出力、30%以上の効率、1.4kW/cm以下のピーク熱負荷が、両周波数について得られた。さらに、発振した導波管モードのミリ波を空間伝送モードへと変換するモード変換器の設計において、両周波数で高い変換効率(110GHzでは96.8%、138GHzでは98.3%)が得られた。この変換効率は、以前に長パルス運転実績のある110GHzジャイロトロンにおける変換効率(96.5%)より高く、高出力,長時間運転に適した設計結果が得られた。上記設計に基づき、新規ジャイロトロンを製作し、調整運転を2012年6月中旬より開始した。これまでのところ、低めのビーム電流(10A)及びビーム電圧(75kV)で、予定通り約200kWの出力を得て、設計に大きな問題がないことを確認した。
坪内 雅明; 永井 正也*; 大島 康裕*
no journal, ,
シリコン表面への近赤外光励起により生成されるキャリアは、THz領域の光に強く影響を与えるためTHz光透過の阻害要因となる一方、THz光の光スイッチ等の疑似光学素子としての利用が提案されている。キャリアによる精密なTHz光の光学制御を行うためには、キャリアのシリコン内空間分布とダイナミクスを精査する必要がある。そこで本研究では、光学励起・THz検出時間分解測定法を用いて、シリコン内部のキャリアダイナミクスを直接測定する手法を開発した。
村上 洋
no journal, ,
生体の主成分である水の物性を明らかにすることは、生体機能の機構の解明のために非常に重要である。過冷却水の物性は、重要な未解決問題であり、水自体の物性解明の鍵と考えられている。しかし、1気圧では約240Kで結晶化するために、過冷却水の全温度範囲で過冷却水を実験的に調べることができない。この状況下で、微少空間拘束水はかなり低温まで結晶化しないと考えられており、そのような系を対象にした実験研究はその問題克服の一つの鍵となる。本研究の目的は、ナノメートルスケールの微小液滴を保持する逆ミセルのテラヘルツ分光の温度変化研究である。参照信号と試料信号の両方を同温度で測定するためにダブルセル方式の温度変化装置を開発した。半径約1nmの逆ミセルで、テラヘルツ吸収スペクトルの温度依存性の特徴が200K付近で大きく変化することがわかった。これは、低温で逆ミセルから水が排除される現象を基礎に説明できる。つまり、排除された水は逆ミセルの空間拘束がなくなるために、そのダイナミクスの特性は大きく変わり、スペクトルの温度依存性が変化したと考えられる。